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【読書感想】破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

概要

売上20億, 負債14億のオンデーズを30歳のときに3000万円で買い取った田中社長の物語。銀行やメーカーにも見放されていた中で再生事業に取り組み、今では年商180億円、12か国300店舗となった。

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語  (NewsPicks Book)

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)

読み始めたきっかけ

カンブリア宮殿オンデーズを見ていたが、そのときは本が出版されていることは知らなかった。本屋を歩いたときに「あ、この表紙、駅のホームの広告でよく見かけるなぁ」と思ってパラパラと眺めていたら、「ああ、これオンデーズの話か。社長の写真だいぶ違う人に見えるなぁ」と鈍いながらも気づいて、その日から読み始めた。

読書感想

あとがきにも書いてあるとおり、この本はフィクションとのことだが、一部人物名等は架空だとしても内容の大半は真実なのではないかという印象を受けた。こんな私でも「うまくいっていない会社に全力でコミットして立て直すような挑戦をしたい」と思うことは何度もあるが、売上20億だとしても負債14億抱える会社に対しては挑戦しようとは中々思えない。しかも、社員や前役員から歓迎されている状況でもない状態で。

しかし、本には書いていないが、カンブリア宮殿では過去に携帯ショップビジネスに失敗して2億8千万の借金を抱え、その後Webページの制作会社を立ち上げて4年で返済したと紹介している。その上で、「その経験がなかったら借金14億をやろうとは思わなかったかもしれない」と言っている。

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今まで、出来そうにないことでもきっとできると思いながら挑戦を積み重ねてきた結果、自ら破天荒の道に飛び込んでいくことができたのだろう。

オンデーズを買収してからも最初は失敗が続く。高田馬場で新店舗オープンやファンファンの買収などを経験し、常に資金ショートに苦しめられていた。 そんな苦しい状況でも、社長は常にアイデアを考え、即実行に移していくことで、グラステック社(実際の社名は異なる?)と作り上げた「千一作」やシンガポールを始めとする海外進出など成功を重ねていく。この決断力と実行力を持っているのは羨ましい。

東日本大震災では、被災者でメガネをなくて困っている人に無料でメガネを作った。そこではメガネにより助けられた人から感謝され、自分たちの仕事が人の役に立っていることだと社長は気付く。これは私個人の持論だが、ビジネスで重要なのは如何に人の役に立つかであって、人に役に立つ成果を出せれば後から結果がついてくると思う。だから自分の仕事が役に立っているかどうかを気づけることは重要で、震災から得られた経験は非常に大きいだろう。

そして、なにより印象的だったエピソードは高橋部長だ。商品部の部長をやらせてくださいという彼に社長は即OKした。 その結果、自分がピンチなときに彼が積極的に行動して危機を脱する。この話は私の気持ちを熱くさせた。 やはり挑戦したいと意思表示したことに対してやってみろと許可してくれることは、自分が認められていると自覚することができて、何がなんでもやってやろうという気持ちになってくる。これは私自身、仕事の中でなんでも経験してきたので共感できる。 最後に、高橋部長の最後の話しを読んだときは涙が止まらず、そうはならないでくれと願いながらガンガンページを捲っていた。

読んでほしい人

田中社長と同じような状況になる人はいないと思うが、良い会社を作るために学ぶべきことがいっぱい詰まっているので、起業する人や経営している人には是非読んでほしい。 それから、会社員の人でも今の会社を良くしたいと思う人にも読んでほしい。